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◆元バンドマンのオジサンが、沢田研二さんの魅力・60&70年代のJ-ROCKをメインに酒・阪神・男の料理・・・などを綴ります!

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2010年03月10日

GS特集:最もミリタリールックが似合ったバンド!?

JULIE with THE WILD ONES「渚でシャララ」発売記念・・・グループサウンズ特集
(参考:黒沢進著『熱狂! GS図鑑』)


人は集団で何かをやろうとするとき、別の集団と差別化を図ろうするものである。自分たちの集団をアピールするために、自分たちだけの装束を身にまとったり、目印となるものを掲げたり・・・

時は1960年代後半、世の中はグループサウンズ旋風が巻き起こり、朝でも夜でも真昼でも、どのチャンネルをひねってもグループサウンズの歌声が聞こえていたのである。

GSバンドの数は、300とも400ともいわれ、はっきりとした数は掌握されていないが、ヒット曲があってテレビに出ている俗に言う“売れてるバンド”の数には限りがあった。そんな大ブームに便乗しようとする若者たちは後を絶たず、GS以前の60年代前半から中盤にかけてブームだったロカビリーやエレキバンドの生き残りたちも、GSへの転身を企てていたのである。

そんなグループのひとつに、かつてミノルフォンレコード所属で人気テレビ番組「勝ち抜きエレキ合戦」で『シャープ・ファイブ』と一緒に模範演奏バンドとして出演していた『東京ベンチャーズ』(65年11月結成)という名のエレキバンドがいた。彼らはエレキバンドとして成功していた、いやあまり成功していなかったバンドだったので、レコード会社の安易なGSで売るぞという方針で、バンド名を『ザ・シルビーフォックス』と変える。

そしてミノルフォンレコードの親分でもあり演歌の大御所作曲家である遠藤実大先生自らが作曲を担当するという力の入れようで登場するのだが・・・
再デビューシングル『風がさらった恋人/思い出が泣いている』(67年11月発売)


ダン清水(LG;清水秀男)、ボブ足立(B;足立馨)、三好純(Or)、山本進(D)、ピート七福(V;本山智明)、ブァビー長谷(V)の6人編成。
売れているグループには、ジュリーとかサリーとか・・・ショーケンとか、マチャアキ・・・みたいなニックネームがあるから、そんな感じで行こうじゃないかという感じが見え見えの安易なメンバー名もなんて素敵なんだろうニコニコ

でも、ダンに、ボブに、ビートに、ヴァビーって・・・本名のままのメンバーもいるし、ほんといかにも胡散臭い(笑)

でも演奏の方は、さすが経験を積んでいるバンドだ。
イントロやバックで唸るテケテケ・ギターがエレキバンドの面目躍如といったところか・・・(YouTubeにアップしてくれている人に感謝)
『風がさらった恋人』


びゅ~んびゅ~ん・・・」という繰り返しと間奏での「さぁりぃ~~~」という叫び声が、本人たちの意気込みとはかけ離れて、痛々しさを見事なまでに演出している。

この『風がさらった恋人』で、スパッと諦めたのか、自身の経歴を汚したくなかったのかは不明だが、遠藤大先生がGSに曲を提供することは二度となかった。

遠藤大先生に見限られた『シルビーフォックス』だが、挽回しようと懲りずに今度こそはという思いで、68年2月に歴史に残る問題の作品を第2弾シングルとして発売する。

その曲は『レッツ・ゴー・ミリタリールック/流れておいで流れ星』


グループサウンズの代名詞ともいえるミリタリールックをモチーフに、「自分たちこそがミリタリールックの申し子だ」と言わんばかりに、前身の「東京ベンチャーズ」時代を彷彿させるテケテケギターによる軍隊調イントロから衝撃的に始まる。


ミリタリールックで ゴッゴ ゴゴゴゴォーーー


そしてサビに入ると「胸が高鳴る 血が踊る・・・」という歌詞を軽快なヴォーカルで歌い、その後ろで爽やかさを素通りしヒヤっとした空気さえ漂わせる「わぁ~わっわわぁ~~」という微妙な和音の暑苦しいコーラス!


凄すぎるぞ、シルビーフォックスピカピカ

凄いが、これじゃヒットするわけないやん(笑)

これでも懲りなかった彼らとレコード会社は、68年6月には破れかぶれで3枚目のシングル『銀色の雨/アイ・ラブ・ユー』というどうでもいい曲を発売したものの、泣かず飛ばず・・・いやいや弾き飛ばされてしまうのだった。

そして69年にヴォーカルのピート七福だけが残り、あとはメンバー総入れ替えを行ったものの、再びレコードを出すことはなく消え去っていった。


では最後に、それでは「YouTube」にはなかったからアップしておきましたので、イヤだと言わず全曲を聞いてください!

ザ・シルビーフォックスで『レッツ・ゴー・ミリタリルック』です拍手


やっぱり君たちこそが、ミリタリールックの王者いや際物だわハート

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※尚、ザ・シルビーフォックスの楽曲は、ミノルフォン・レコードより発売されたもので、もともとの著作権はその関係者にあるのだと思います。現在の著作権がどこにあるのかはわかりませが、著作権を侵害するつもりはいっさいございませんので、このページは個人レベルで楽しんでもらえたら幸いです。
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この記事へのコメント
こんばんは~(^-^)ノ

シルビーフォックス音源の初CD化は「幻の名盤解放歌集ミノルフォン編」に組み込まれていました。
こういうB級GSって痛々しいほど素直で軽薄なところが魅力でもあるんですね。
いわみさんのレビュー最高(爆)
Posted by winechoco at 2010年03月10日 21:48
はじめまして。
GS特集シリーズ面白すぎです!
ほかにもGSのことを書いてらしゃるところもありますが、いわみさんのレビューは群を抜いていますね。
今後もどんなバンドのレビューがあるか楽しみにしています。
Posted by はづき at 2010年03月10日 22:22
こんにちわ!
GSを知らない、沢田さんファンの私です。沢田さんにはがんばってほしいですね。
Posted by hiromi at 2010年03月11日 10:43
> winechocoさん

B級GSの痛々しさは、決して忘れてはいけないものですよね!
お褒めの言葉ありがとうです。

> はづきさん

コメント及び褒め言葉までいただいて、ホントにありがとう。
今後もまだまだYouTubeにはない、楽曲をメインに書ければなと思っているので、気長にお待ちくださいね!
Posted by いわみ at 2010年03月11日 10:44
> hiromiさん

GSも奥深いですよ。でもジュリーのようなカッコいいヴォーカリストは皆無ですけどね。
笑えるヴォーカリストは大勢いるんですが(笑)
Posted by いわみ at 2010年03月11日 10:46
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